今季初登板初先発の西武高橋光成投手は、6回7安打4失点で勝利投手となった。

 立ち上がりから力みが出た。初回に四球が絡んで2点を失った。4回にも、四死球と自らの暴投が重なり、一時同点を許す2失点。だが、味方打線が6回表に1点を勝ち越し。その裏を抑え、勝利投手の権利を持って降板した。

 終盤は点の取り合いとなったが、西武がリードを保ったため、高橋光に今季1勝目がついた。

 「4点、取られましたが、野手の方にありがたく思います。絶対、勝ってやる気持ちでした。無駄な四死球があった。次に向けて修正したいです」と反省を交え、振り返った。

 5回で交代させる案もあったが、辻監督は、あえて6回も続投させた。「こんなところ(5回)で代えたら話しにならない。絶対に負けられない試合でもなかったし、(コーチには)白黒つくまで投げさせてくれ、と言った。あそこで代えるのは簡単。何かをつかんでくれれば」と説明した。

 土肥投手コーチは「正直、内容は良くなかったが、勝ったことで何か変われば。来週も(先発の)チャンスを与えるので、もっと良い投球を期待します」と話した。