野球評論家の張本勲氏(78)が12日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、カウント間違いをした球審に「喝!」を出した。

 珍事は、9日の広島対中日戦で起きた。3回1死走者なしの場面で、広島鈴木誠也が打席に立った。球審は、フルカウントからの8球目をボールと判定。本来は四球のはずが、球審や他の審判員も気づかないまま、プレーが続行された。

 張本氏は、球審を「何を考えているんだ」と厳しい言葉で叱責(しっせき)した。さらに「アウトカウント、ボールストライクのカウントは絶対基本なんだもん。おそらく今日(試合が)終わったら、何を食べようか、どこに行こうか、こういうことしか考えていないと思う。そうじゃないと、肝心なことは忘れちゃダメですよ」と想像も交えながら、厳しい言葉を続けた。

 また、「あのピッチャーは(四球だと)知ってるんですよ。でもね、言わないんですよ。ひょっとしたら(そのまま続ければ)抑えられるかも知れないから。バッターも気づいているのよ。(プレーが続けば)打てると思うから、言わないんですよ」と双方の心理を読んでいた。