阪神原口文仁捕手(26)が代打で同点打を放ち、勝利に貢献した。

 1点を追う8回に藤川の代打で登場。1死一、三塁のチャンスで、フルカウントからの6球目、内角への落ちる球をとらえ、つまりながらも左中間に落とした。福留、糸井と並んでお立ち台に立ち、「勝ってよかったです。全員がつないでくれた打席だったので、なんとかかえす、そういう気持ちでいきました。必死のパッチでいきました!」と叫んだ。

 代打での勝負強さは数字が証明する。今季は34打数17安打で5割。代打での得点圏打率は7割1分4厘と圧倒的だ。金本知憲監督(50)は「ここ一番で最高の集中力と言いますか、しぶとさと言いますか。毎回、毎回、いい仕事をしてくれます」。打席に立つごとに信頼度が高まっている。