ロッテの監督を務め、今年春の叙勲で旭日小綬章を受章したボビー・バレンタインさん(68)への叙勲伝達式が14日、米ニューヨークの日本総領事公邸で開かれた。

 在ニューヨーク総領事館の高橋礼一郎総領事が東日本大震災の被災地支援や日米交流への長年の貢献を紹介。バレンタインさんは記者団に「私の人生で最大の名誉。(日米親善推進に向けて)これからも貢献したい」と目に涙を浮かべながら語った。

 1995年、2004~09年の2度にわたってロッテを指揮し低迷していたチームを再建。05年には日本シリーズを制し「ボビー・マジック」とも呼ばれた。

 現在は米東部コネティカット州の大学で体育担当の幹部を務めながら、日本の被災地支援を続けている。昨年は岩手県大船渡市の少年野球チームのメンバーを米国に招き、地元の少年らとの交流試合も実現させた。