乃木坂46齋藤飛鳥(20)が15日、台湾プロ野球、ラミゴ・モンキーズ対トンイ・ライオンズ戦(台湾・桃園国際野球場)で始球式を行った。

 ヒロイン役で出演する映画「あの頃、君を追いかけた」(長谷川康夫監督、10月5日公開)が台湾の大ヒット映画を原作としていることから、球団の熱烈オファーを受け実現した。

 ユニホームにスカート姿でマウンドに立つと、野球経験のあるスタッフに教わったという、野茂英雄の「トルネード投法」を披露。ワンバウンドで捕手のミットに収まると、うちわやタオルを持ったファンから大歓声を浴びた。

 初の始球式を終えて、日刊スポーツの取材に応じた齋藤は「初めての始球式だし、野球ファンに失礼がないようにと思うと、ライブより断然緊張しました」と、率直な感想を明かした。

 この日のために、ツアーの合間を縫って大阪・ヤンマースタジアム長居で投球練習を行った。「投げた感じは『あんまり良くなかったかな?』と思ったけれど、動画を見たら思ったより飛んでいました」と声を弾ませた。

 本番前には、ラミゴ・モンキーズに所属している元DeNAの王溢正投手から、優しくアドバイスをもらったという。「ノーバンでいけなかったのは悔しいけれど、野茂英雄さんのものまねができて満足です」とうれしそうに話した。