日本ハムのルーキー清宮幸太郎内野手が再昇格を果たし、6番DHで5月26日西武戦(メットライフドーム)以来となるスタメンで出場した。後半戦は初昇格。右肘炎症でリハビリ中だが、打撃に支障はなく、栗山監督も「ホームランを打てばいい」と、期待して送り出し、7回の第3打席で104日ぶりとなる2号2ランを放った。

 試合は初回にソフトバンクが3点を先制。その裏に日本ハムが2点を返した。

 <第1打席=2回先頭>

 相手投手はソフトバンク先発の東浜。フルカウントから6球目の140キロのシンカーを打ち、二ゴロに倒れた。

 <第2打席=4回2死無走者>

 東浜の初球145キロ直球を打ち上げ、捕邪飛に倒れた。

 試合はソフトバンクが5回に5得点、7回にも2点を追加した。

 <第3打席=7回1死二塁>

 2番手の中田と対戦。1ボールからの2球目、138キロ直球を右翼へ2号2ランを放った。1軍公式戦での本塁打はプロ初アーチを放った5月9日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来となった。

 <第4打席=9回先頭>

 石川と対戦し、四球を選んで出塁した。三塁まで進むも得点にはつながらず、チームは5-10で敗れて3連敗となった。

 清宮は試合後、約1カ月半ぶりの1軍での試合に「やっぱり勝利への執着心、雰囲気はファームとは違う中で、充実した1日だったと思います」と話した。2号2ランについては「中田さんとは、前も対戦していて抑えられていた。フォークも頭にあったけど、うまく反応できた。(打った瞬間は)もう、行ったなと思った。打てたことは良かったけど、チームの勝利が絶対なので。また明日も東京ドームで試合(ソフトバンク戦)がありますけど、もっともっといい結果を求めて、それが勝ちにつながればいいと思います」。試合に負けた悔しさをにじませつつ、再昇格初戦を振り返った。