東大卒ルーキー日本ハム宮台康平投手(23)の、プロ初先発初勝利はならなかった。

東大出身者としては、51年ぶりの快挙だった先発登板。1回2死一、二塁のピンチで、5番松田宣を空振り三振に仕留めピンチを脱したが、直後の2回に捕まった。2死一塁から、9番西田に左中間を破る適時二塁打を打たれ失点を許すと、続く牧原にも中前適時打を浴びた。3、4回は初回に続いて無失点。しかし、5回1死から柳田に右中間を破る二塁打を打たれ出塁を許すなど、2死一、二塁となったところで、無念の降板となった。宮台の1軍デビュー戦は、5回途中、91球を投げ4安打2失点。それでも強力なソフトバンク打線相手に一歩も引かず、真っすぐを中心とした攻めの投球を最後まで貫いた。

降板後に宮台は「今日は気持ちで押していこうと思って投げました。思い通りにいくボールも、そうでないボールもありましたが、投げ切れたと思います。プロのマウンドは雰囲気がすごかった。自分への応援も聞こえ、安打を打たれたら相手の声援が聞こえる。緊張感はありました。(プロ初登板に)まずは、しっかりと投げ切れたので良かったです。これからは結果を求められるので、しっかりとやっていきたい」とプロデビュー戦を振り返った。