客の迷惑行為で、試合が中断するハプニングがあった。

5回の阪神の攻撃中、一塁側カメラマン席の屋根部分に男性客が上がり、一塁ベンチや客席に向かって何ごとかを叫んだ。気付いた審判団が試合を止め、しばらくして警備員が駆けつけて連行した。

0-1で入ったこのイニングは先発岡田が5失点と大崩れ。試合が止まったのは6連打目を浴びたタイミングだった。

移転前の旧広島市民球場では90年に、試合中に男性客がバックネット上部までよじ上り、巨人を批判する垂れ幕をかけ、試合が中断した「クモ男事件」の例がある。

広島南署は広島-阪神戦で大声を張り上げ、試合を一時中断させたとして、威力業務妨害の疑いで、岡山県笠岡市笠岡の自営業坂本英喜容疑者(65)を現行犯逮捕した。同署によると同容疑者は当時酒に酔っていたといい、「自分がしたことに間違いない」と容疑を認めている。逮捕容疑は6日午後7時50分ごろ、試合中に大声を上げ、試合の運営を妨げた疑い。