阪神2軍がウエスタン・リーグのシーズンチーム盗塁数を「158」に伸ばし、新記録を樹立した。この日鳴尾浜で行われたオリックス戦で盗塁を2度成功。13年に同リーグでソフトバンクが記録した「156」を上回り単独トップとなった。矢野2軍監督は「最多盗塁を目指したわけではないけど、(新記録が)出たというのは個人、チーム全体としても自信にしてもいい。それも打席同様に積極性がないと達成できなかったこと」と納得の表情だ。

新記録を決めたのは森越だ。8回無死一、三塁、高山の打席の2球目で企図。二塁への送球はなく、悠々と二塁へ到達した。現在25盗塁でリーグトップを走る島田に対して、森越はこれで6個目。「監督がどんどんいけというスタイルを貫いてくれていたので。おいしいところだけとってすみません」と笑顔。矢野監督は「森越もムードだったり、チームにとって欠かせないものを持っている。そういう意味ではいいやつに巡ってきた」とたたえた。