阪神2年目の大山悠輔内野手(23)が、プロ野球史上初の「6打数6安打&3本塁打」をやってのけた。

3回に左翼へ7号ソロを放つと、打者一巡の2打席目も左翼へ8号2ランを運んで1イニング2発をマーク。8回にも9号3ランを放った。全6打席で安打し、自己最多の7打点。若き主砲の打撃が、プロ野球初の2度の1イニング9得点など、4年ぶりの20得点を導き、チームを1日で最下位脱出、4位に浮上させた。CSは射程圏だ

▼大山が6打数6安打、3本塁打の大当たり。1試合の最多安打は49年大下(東急)の7安打で、6安打以上は03年城島(ダイエー)以来9人目。セ・リーグで1試合6安打は、51年大沢(大洋)54年渡辺(阪神)74年高田(巨人)以来4人目のタイ記録だ。過去に2本塁打を含む6安打は3人いたが、3本塁打を含む6安打はプロ野球史上初の快挙だ。また大山は3回に7号ソロ、8号2ラン。1イニング2本塁打は16年ビシエド(中日)以来20人、22度目のプロ野球タイ記録で、阪神では09年8月26日横浜戦ブラゼル以来5人目。イニング2本を含む1試合3本塁打は51年飯島(大映)77年大島(中日)01年城島に次いで4人目。

▼阪神選手の1試合3本塁打は、ブラゼルが10年6月29日中日戦で記録して以来、8年ぶり。日本人では、金本知憲が09年4月10日巨人戦で放って以来。なお金本は、2日前の同8日広島戦でも3本塁打している。球団生え抜きに限ると、木戸克彦が85年6月15日大洋戦で記録して以来、33年ぶりとなった。