優勝マジック1としていた巨人2軍がDeNAと引き分け、4年連続27回目のリーグ優勝を決めた。

1点を追う9回、この回からマウンドに上がった中後から、2四球1安打で1死満塁。増田が放った右翼への浅いフライに三塁走者の石川がスタート。捕手のタッチをかいくぐり、同点のホームを踏んだ。

なおも2死二、三塁で松原が左前適時打を放ち、勝ち越し。辻も中前適時打でこの回3得点を奪った。

だが、9回を任された田原が代打西森、宮本、代打後藤に3連打を浴び、同点に追いつかれた。延長戦へ入ったが、谷岡、宮国が1回ずつを無失点に抑えた。

スタンドからオレンジと白の紙テープが投げ込まれ、マウンド周辺に歓喜の輪ができた。3軍監督から就任1年目の川相昌弘監督が現役時代の背番号にちなみ6度宙を舞った。「選手が1年間成長してくれたおかげで勝利を積み重ねられた。優勝は選手にも自信になると思う」と喜んだ。

10月6日のファーム選手権(KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)で、ウエスタン・リーグ王者と対戦する。昨季逃した日本一へ「ここで終わりじゃない。満足しちゃいけない。日本一をとって初めて良かったなと思いたい」と表情を引き締めた。