広島新井貴浩内野手が三塁打を放ち、球団の最年長記録を塗り替えた。これまでの年長記録は11年9月に石井琢朗が作った41歳0カ月。1月30生まれの新井は41歳7カ月。

7回の代打から途中出場していた新井は、8回1死二塁で望月から右前にライナー性の打球を放った。前進した糸井が後逸したが、失策は記録されなかった。

引退発表して以来、初のお立ち台。グラウンドに出た瞬間、雨脚が強くなり、ずぶ濡れになりながらも笑みをたたえ、インタビューに応えた。

「足がもつれそうだったけど、こけないように走りました。(ファンは)自分も勇気をもらえるし、気持ちを高めてくれる。雨の中、遅い時間までありがとうございます。風邪を引かないように帰ってください」とファンを気遣い、大声援を浴びていた。