西武がクリーンアップ3連発を達成した。

4回、先頭の3番浅村栄斗が、カウント3-1から逆方向の右翼へ30号を放った。左から右への風に乗った当たりだった。

続く4番山川穂高は1ボールから左翼席中段へ、特大の44号ソロをたたき込んだ。ベンチ前では申し訳なさそうな顔で、ゆりやんレトリィバァのポーズを決めた。

5番栗山巧は1ボールからの2球目、140キロ直球を右中間スタンドに運んだ。淡々と、ベースを1周した。

浅村と山川は、3回に失策を犯し、先制点を与える原因となっていた。次の回の攻撃で、すぐに取り返す連続アーチ。栗山は2回に無死一塁から二ゴロ併殺打を放っていた。ミスを帳消しにする漫画のような逆転劇となった。

浅村は「打ったのはまっすぐです。エラーしたのを取り返せてよかったです」。

山川は「打ったのはまっすぐ。追加点とれてよかったです」。

栗山は「打ったのはまっすぐです。第1打席のゲッツー分を取り返しました」と話した。