DeNAの来季戦力構想から須田幸太投手(32)と荒波翔外野手(32)らが外れていることが9月30日、分かった。

いずれも今季は1軍に定着できておらず、20年ぶりリーグ制覇という目標を絶たれた球団は、今季限りで現役引退するG後藤と加賀に加え、来季戦力の見直しを行う中で苦渋の決断をした。

須田は10年ドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団。当初は先発が多かったが、ラミレス体制となった16年に中継ぎに定着。62試合に登板して、球団初のクライマックスシリーズ(CS)出場に大きく貢献。その年の広島とのCSファイナル第3戦では、8回2死満塁の大ピンチで新井を打ち取った。ただ今季は10試合の登板にとどまり、防御率も7・59と振るわなかった。ファーム最終戦のこの日、2回に登板し、先頭打者1人だけ打ち取って降板。今後については現役か引退か熟慮することになる。

須田と同期入団の荒波は巧守と俊足を誇り、12、13年と2年連続ゴールデングラブ受賞。端正な顔立ちでファンの人気が高く、昨オフにはタレント宮崎瑠依と結婚。球団関係者によると、横浜への愛着を抱きながらも現役続行に強い意欲を持ち、新天地でのプレーを希望するとみられる。