阪神はプロ志望届の提出を決断した金足農(秋田)の吉田輝星投手(3年)との面談に臨む方針であることが6日、分かった。谷本球団副社長兼球団本部長が「行くことになるでしょうね」と話した。前日5日にドラフト1位の有力候補に急浮上。夏の甲子園で準優勝に導いた最速152キロ右腕との初顔合わせになる。

本気度がにじみ出るアクションだろう。谷本副社長は5日に「楽しみですね。金本監督も気に入っていたと思います。ああいう力投型の投手を。1位候補になります」と前向きに評価していた。パワーアームの剛腕は金本監督が好みのタイプ。谷本副社長は「すぐ出てくるんじゃないかという評価」とも話していた。

即戦力投手の指名を検討するなかで、吉田は補強のニーズに合致する存在だ。面談では性格など、人となりにも触れられる。25日のドラフト会議に向けて、調査を進めていく。また、4日にプロ志望届を出して、最上位候補の大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)との面談も検討している。