ヤクルトのルーキー、塩見泰隆外野手(25)が25打席目でうれしいプロ初安打を放ったが、小川淳司監督(61)から走塁の注意を受けてしまった。

7回1死から右翼手の前に上がった飛球がポトリと落ち、二塁打になった。記念球も手元に戻り「ヒットはヒット。うれしい。やっとプロになれたかな。一生打てないかと思いました」と喜んだ。

ただ直後の広岡の三塁ゴロで三塁に進まずに、二塁にストップしていた。

小川監督は「これがスタートなので1本出て良かったけど、その後の走塁をしっかりやらないといけない。うれしかったと思います。ベンチに帰ってからも満面の笑みでしたから。でも広岡のサードゴロでセカンドにいるので、何をしているのかと思った。そういうことをしっかりやらないと。ヒットを打つだけではなくて、今するべきことはああいうこと」と言った。

直後に出たバレンティンの中前適時打で二塁から本塁にかえったが、俊足が売りの外野手だけに、走塁面の課題を指摘されていた。