阪神が「名将の孫」に熱視線だ。谷本球団副社長兼球団本部長が8日、神宮で行われた東京6大学の東大-明大戦を視察し、プロ注目の明大・渡辺佳明遊撃手(4年=横浜)のプレーをチェックした。3回に決勝適時打をマーク。リーグ通算100安打に残り11本に迫るヒットマンでシュアな打撃が武器の左打者だ。

谷本副社長も「巧打者タイプですね。いい選手だと思います。渡辺監督のお孫さんですよね」と評した。渡辺は、横浜前監督で甲子園春夏5度優勝した渡辺元智氏(73)の孫だ。3歳からキャッチボールで教えるなど、英才教育を施してきた。阪神は内野手も補強ポイント。今夏の日米野球日本代表にも選出された、名将仕込みの好選手をマークする。

また同じく明大・逢沢崚介外野手(4年=関西)の動きにも注目。広角に打ち、50メートル5秒8の快足が自慢の左打者で、同日本代表だ。すでに、同じタイプの日大・長沢吉貴外野手(4年=佐野日大)をリストアップ。力量を精査していく。