阪神は観客動員数が金本政権ワーストとなった本拠地最終戦を陽川の勝ち越し打で白星で締めくくった。この日、敗れるか引き分けていたら、1978年に記録した本拠地甲子園での球団史上最悪勝率(3割4分5厘)を更新寸前だった。

残り試合は13日中日戦(ナゴヤドーム)のあと1試合。敗れると01年野村政権以来の80敗目に到達する。

阪神は4回2死一、三塁でDeNA倉本に適時中前打を浴び、先制を許した。阪神先発の岩田は6回1失点にまとめ、直後の6回裏に代打を送られた。

岩田に代わって登場した中谷が左翼席へ本塁打を放ち、同点に追いついた。この1発でチームでは9月27日DeNA戦以来、12試合ぶり本塁打となった。

7回には陽川の適時二塁打で勝ち越しに成功。能見、藤川、ドリスの継投で逃げ切った。連敗は3でストップした。