楽天が、ロッテの金森栄治1軍打撃コーチ(61)の招聘(しょうへい)を検討していることが11日、分かった。

同コーチはヤクルト、西武、阪神、ソフトバンクなど多くの球団でコーチを歴任してきた打撃指導のエキスパート。ロッテが日本一となった10年には、1軍打撃兼野手チーフコーチとして尽力した。チームには今季ブレークした2年目の田中をはじめ将来性豊かな野手が多く、白羽の矢が立った。石井GMとは、現役時代にヤクルトで同僚だった。

巻き返しを図る来季に向け、組閣が固まってきた。今季限りで現役を引退したオリックス小谷野栄一内野手(38)を1軍打撃コーチとして招聘することも判明。ヤクルト野村克則2軍バッテリーコーチ(45)の入閣に加え、DeNAを今季限りで引退した後藤武敏内野手(38)を2軍打撃コーチとして招聘することも分かった。

今季ヘッド格として平石監督代行を支えてきた真喜志康永1軍内野守備走塁コーチ(58)は、来季から1軍ヘッドコーチに昇格する見込みだ。小谷野、後藤両氏は平石監督と同い年。年齢のバランスが取れた陣容で船出する。