日本ハムがソフトバンクに競り勝ち、西武とのファイナルステージ進出へ逆王手をかけた。

3回に先制。2死から8番横尾がソフトバンク先発千賀の外角高めに浮いた128キロの変化球を豪快に振り抜くと、打球は左翼ポール最上部に直撃した。「感触が良かったので打った瞬間行ったと思いました」とCS初の本塁打。続く4回には1死一、三塁で、5番アルシアが千賀の変化球を右前へ運ぶ適時打。「二塁手の頭上を抜くような打球を意識して、何とか食らいつけた」と一塁上で大きくガッツポーズした。

追うソフトバンクは4回、先頭の3番中村晃が右翼へソロ本塁打を放ち反撃開始。7回、先頭の5番デスパイネが三塁線を破る一打で激走し二塁打とすると2死後、8番高田が左翼へ適時打を放ち追いついた。

日本ハムは8回、2死から1番西川が右翼へ二塁打を放つと大田が左翼へ勝ち越しの適時二塁打。続く近藤も右中間を破る適時二塁打を放ち、突き放した。

投げては7回2失点の先発マルティネスから8回は宮西、9回は石川直が無失点で締めた。ファイナルステージ進出の行方は15日の第3戦に委ねられた。