シーズン2位でCSファーストステージを勝ち上がったソフトバンクが16安打10得点の猛攻で、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを先勝、西武のアドバンテージ1勝を含め通算1勝1敗となった。

ソフトバンクが先手を取った。1回2死、3番グラシアルが左翼フェンス直撃の二塁打。暴投で三塁に進塁し4番柳田が右前適時打で先制した。柳田はCSファーストステージ3試合で9打数1安打と苦しんだが、貴重な先制点をもたらした。

西武も3回に反撃。2死一塁から源田の右翼への適時三塁打で同点、浅村の適時中前打で一時は勝ち越した。

ソフトバンクは4回に打線が爆発。2死一塁から西田と甲斐がつないで満塁とし、1番川島が逆転の2点適時打。さらに上林が2点適時三塁打、グラシアルが適時打と3者連続タイムリー。打者9人の猛攻でこの回一挙5点を奪ってリードを4点に広げた。

9年目でCSファイナルステージ初先発の西武菊池は5回6失点で降板。苦手のソフトバンク戦では、9月28日にプロ初勝利を挙げたが、2試合連続でソフトバンクから白星を挙げることはできなかった。

ソフトバンクは7回に代打策も的中。1死一、二塁で代打内川が中前打で満塁とし、代打長谷川が2点適時打を放つなど、3点を加点。今季リーグトップの代打成功率を誇る代打陣がCSでも勝負強さを発揮した。

ソフトバンク先発のバンデンハークは6回4失点。7回から武田、嘉弥真、加治屋でつなぎ、最後は森で締めくくり、まずは1勝をもぎ取った。