女子パラ走り幅跳び選手で、パラリンピックに3度出場している中西麻耶(33)が始球式に登場した。

ファンである広島田中のビジター用ユニホームを身にまとい、マウンドへ。力強く腕を振り、ワンバウンド投球を見せた。

11年から担当するカウンセリングコーチが広島出身で、黒田博樹氏も担当していた縁で始球式が実現。この日も黒田氏のグラブを着用した。初体験の始球式を終え「このような機会で始球式をやることができてうれしいです。ワンバウンドは悔しい。マウンドに上がるとイメージより感覚が違うなと思いました」と感想を語った。

17年世界選手権で銅メダル、今年のアジア大会で金メダルを獲得。20年東京パラ五輪を目標にする中西は「カープはファンの方と距離が近いですし、あれだけファンに愛される中で試合に勝てることはスポーツの醍醐味(だいごみ)だと思う。私も刺激をもらえるし、カープと一緒にいい成績を残したい」と話した。