広島が、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージの第3戦を制し、3連勝で2年ぶり8度目の日本シリーズ進出を決めた。

広島が連勝中の勢いのままに先手を奪った。2回無死二塁、野間が右翼線に適時二塁打を放った。今季は4年目にして初の規定打席に到達した若武者が、大事な一戦でもバットで成長ぶりを示した。さらに安部の一ゴロの間に2点目を奪った。3回には広島丸が右翼席へシリーズ2本目となるソロを放った。巨人は次打者の鈴木に四球を与えたところで、先発今村に代えて野上を2番手として送り出した。

広島は5回2死満塁で野間の打球を坂本が後逸し、さらに2点を加えた。巨人は6回に反撃。1死から坂本が二塁打を放って出塁。ここまで広島先発の九里にノーヒットノーランペースで投げ進めていたが、主将の一打で止めると、3番マギーの適時打で1点を返した。

広島6回途中から岡田、一岡、ジャクソンでつなぎ、最後はフランスアが締めくくった。今季限りで退任を表明している巨人高橋監督はこの試合がラスト采配になった。

広島は34年ぶりの日本一を目指して、日本シリーズを戦う。