巨人坂本勇人内野手(29)が敗退の責任を口にした。5回2死満塁で、広島野間の放った守備位置の遊撃へと打球が飛ぶ。いつもならば難なくさばくはずが、グラブをすり抜けた。そのまま左中間へと転がり、走者2人が生還。適時失策でリードを5点に広げられた。

直前の4回にも一塁悪送球で失策。今季109試合で9失策と安定した守備を誇っていたが、「技術不足です」と赤く染まる敵地にのみ込まれてしまった。

3連敗でCSファイナルステージ敗退。3位からファーストステージでヤクルトを破り、王者広島に挑んだが、跳ね返された。「悔しい。本当に悔しい。チームが勝てていないというのが1番。広島との力の差を感じた」と振り返った。