<パCSファイナルステージ:西武4-15ソフトバンク>◇第3戦◇19日◇メットライフドーム

ソフトバンクが圧倒的な打撃力を示し、2勝2敗のタイとした。16安打15得点で、前日11安打13得点された西武に、2桁得点でお返しした。2番の上林誠知外野手(23)が、先制3ランを含む3安打6打点と打線をけん引。プロ野球史上初のポストシーズンでのサイクル安打こそ逃したものの、躍動する2番打者が圧勝に導いた。

▼ソフトバンクが15点の猛攻で2勝2敗のタイとした。プレーオフ、CSで15得点以上は、77年日本シリーズ第1戦阪急18点、13年ファーストステージ第2戦西武15点に次ぎ3度目。球団では06年ファーストステージ第2戦の11点を上回る最多。今ステージはソフトバンク10点→西武13点→ソフトバンク15点。プレーオフ、CSで2度の2桁得点は04年西武(ファーストステージ第1戦、ファイナルステージ第2戦)以来2度目で、同一ステージでは初。日本シリーズでも3度記録した05年ロッテ(第1~3戦)しかない。

▼上林が3~5回に3イニング連続打点を挙げて6打点。3イニング連続で打点をマークしたのはポストシーズン(PS)史上初。また1試合6打点はPS史上6人目の最多タイ。

▼内川が本塁打を含む2安打1打点を挙げ、CSでは通算45安打、8本塁打、24打点。本塁打、打点は歴代トップに並び、安打もトップの和田(西武-中日)に1本差に迫った。