ソフトバンクに2連敗で王手をかけられた西武辻発彦監督は「今日も8点か。38点。4試合で」と、ため息をついた。

失点の原因は明らか。四球だ。4試合でソフトバンク18、西武22。ともに出しているが、西武は失点に直結する四球が目立つ。

辻監督は「(四球は)いつものこと。なんでと思う。8番、9番にチャンスをつくられている」と、下位打線への四球から傷口が広がることを嘆いた。

打線は東浜に目いっぱい飛ばされ、5回からは継投でかわされた。「良い投手が来ると、そう簡単には打てない」と指揮官。

負ければ終わりの崖っぷちで、今日からは第3戦に先発した左腕榎田を中継ぎに入れる。辻監督は「明日が最後の試合になる可能性がある。全力で勝ちにいくしかない」と覚悟を決めた。