<パCSファイナルステージ:西武2-8ソフトバンク>◇第4戦◇20日◇メットライフドーム

ソフトバンクが2年連続の日本シリーズ進出に王手をかけた。2勝2敗のタイで迎えた西武とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦で、4番柳田悠岐外野手が初回に左翼越えに決勝の先制2ラン。山賊打線のお株を奪う11安打8得点で圧倒した。

▼日本シリーズ出場をかけたプレーオフ、CSで先に王手のチームは、今年の広島まで34チームのうち31チームが進出。出場を逃したのは77年ロッテ、10年ソフトバンク、12年中日だけで、突破率は91%。昨年のソフトバンクは□●●→○○○でシリーズに出場したが、今年も同じ1勝2敗から3連勝で出場を決められるか。

▼ソフトバンクの得点はファーストステージが8→2→5で、ファイナルステージが10→5→15→8。ファイナルステージの38点は08年西武(5試合)の32点を抜いて新記録となり、ファーストステージからの通算53点も04年西武(8試合)の45点を抜く新記録だ。ファーストステージ第3戦からの5試合連続5点以上は、日本シリーズを含めてポストシーズン史上初。