今季限りで退任した巨人高橋由伸前監督(43)が23日、東京・大手町の読売新聞本社で退任会見を行った。

原辰徳新監督(60)、山口寿一オーナーも同席した。「まずは3年間、たくさんの声援をいただいたファンの方に応えられず、私も残念な思いでいっぱいです。それも全て私の力不足だと思っています。この3年間、誰もができるわけではない巨人軍の監督を経験させていただき、この3年間濃い、貴重な経験をさせていただいたと思っております。本当にありがとうございました」と感謝を口にした。

今後は球団の特別顧問につく。現役引退後、そのまま監督となり、ユニホームを脱ぐのは初めて。「選手をやめるということに関しては線は引けていた。新たなスタート、初めての経験になるので、想像はできていない」と話した。

また、山口オーナーは今後の再登板の可能性に言及。「高橋監督には再び監督としてジャイアンツのユニホームを着てもらいというのが私の願いですけども、当面は比較的自由な立場で野球を見てもらいたいと思っております」と話した。