DeNAがソフトバンクを戦力外になった寺原隼人投手(35)の獲得調査に乗り出すことが5日、分かった。横浜時代に4年間在籍した右腕について、球団幹部は「外国人選手との絡みもある。そこを含めて今後、編成と話しをすることになる」と、可能性を模索する考えを示した。現在、ウィーランド、パットン、エスコバー、バリオスの4投手の去就が未定。交渉次第で本格的に動きだす。

4日に戦力外通告を受けた寺原だが、今季は中継ぎとして21試合に登板し、防御率2・39と安定した成績を残した。またロングリリーフに加え、先発での登板も可能で、外国人投手に代わってチームの重要なパーツになれる。同幹部は「ドラフトが終わって戦力分析を進める。どこがウイークポイントなのか探る必要がある」とまずはチームの現状を把握。寺原はまだまだ戦力として考えられる。

また、ソフトバンクを戦力外になった吉村裕基外野手(34)も調査する。12年末に移籍するまで10年間プレーした古巣。手薄だった右の代打要員として獲得を模索する。