日本野球機構(NPB)は12日、今季の特別表彰を発表した。

史上初の1000試合登板を達成し、今季限りで現役引退を表明した中日岩瀬仁紀投手はコミッショナー特別賞とセ・リーグ功労賞を受賞した。

セ・リーグのカムバック賞には、中日松坂大輔投手が選ばれた。松坂はソフトバンク時代(2014~17年)の4年間で1試合の登板しかなかったが、今季中日でテスト生からはい上がり6勝をマークするなど見事に復活を果たした。

受賞者は以下の通り。

【コミッショナー特別表彰】

▽特別賞 中日岩瀬仁紀投手(史上初の1000試合登板を達成)

【パ・リーグ 連盟特別表彰】

▽最優秀監督賞 西武辻発彦監督(監督就任2年目でチームを10年ぶりのリーグ優勝へ)

▽功労賞 西武松井稼頭央外野手(リーグ発展に貢献)

【セ・リーグ 連盟特別表彰】

▽最優秀監督賞 広島緒方孝市監督(球団初の3連覇、リーグ9度目の優勝)

▽リーグ特別賞 ヤクルト山田哲人内野手(自身3度目のトリプルスリー達成)

▽功労賞 広島新井貴浩内野手(セ・リーグで20年。2016年に2000安打、300本塁打を達成)

▽功労賞(セ・パ両リーグ功労賞) 巨人杉内俊哉投手(2005年に沢村賞、2012年にノーヒットノーランを達成)

▽功労賞 巨人山口鉄也投手(育成出身選手として初の新人王、史上初200ホールド、9年連続60試合以上登板の日本プロ野球記録樹立)

▽功労賞 中日岩瀬仁紀投手(中日の守護神として15年連続50試合以上登板。1000試合登板、400セーブ達成)

▽功労賞 中日荒木雅博内野手(中日一筋22年。2007年盗塁王、2017年に2000安打)

▽カムバック賞 中日松坂大輔投手(2007年にMLBへ移籍、2014年にソフトバンクに復帰後、2017年までの4年間は1試合登板。今年、中日に移籍し6勝)