ヤクルト久古健太郎投手(32)は、不整脈のアクシデントがありながらも、打者3人への投球を完遂した。

先頭打者の高橋洸(巨人)へ4球目を投げた後、様子がおかしくなった。前かがみになり、マウンドを降りた。グラウンド上で水を飲み、数分後に再び投球を再開した。

「持病の不整脈が出ました。2年前ぐらいからあり、今年も何回かあった。でも大丈夫です。質のいい真っすぐをしっかり投げきる、という自分が練習してきたことが出せました」。不整脈の原因は不明で、投球には影響を与えなかったという。

高橋には四球を出したが、河野元貴(巨人)は132キロ直球で三塁ゴロ併殺打、城所龍磨(ソフトバンク)も132キロで見逃し三振に仕留めた。変則左腕らしく左打者はきっちり抑え、持ち味は見せた。