阪神が、今季途中から加入したエフレン・ナバーロ内野手(32)と来季契約で大筋合意していることが13日、分かった。故郷のメキシコ代表公式ツイッターはこの日、再契約したと「フライング発表」。矢野燿大監督(49)は「外野もできて、代打も右左関係なく途中からも行ける。チームにいてくれるとありがたい選手」と説明した。

ナバーロはチームが打撃不振に陥っていた6月に入団。シュアな打撃が売りで66試合に出場して打率2割7分6厘、3本塁打。前日12日に揚塩球団社長が「まだ進展中です」と話したように、今オフは新外国人野手の獲得を目指しているなかで、いち早く残留が決定的な情勢となった。

長打力不足を指摘され、スラッガーを求めるチーム事情と合致しないとして、当初は今季限りでの退団が確実な状況だった。だが、新外国人は未知な部分も多く、的確な打撃を見せたナバーロを再評価。逆転残留となった。条件面の細部を詰めるが再契約は確実だ。