阪神がオリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言した西の獲得を目指し、交渉解禁の今日15日以降に速攻アタックを仕掛ける。14日は日本野球機構(NPB)からFA宣言選手として公示され、谷本球団副社長兼球団本部長が兵庫・西宮市内の球団事務所で対応。アピールポイントとして「ローテーションの柱として考えている」と明かした。矢野燿大監督も出馬に備え、真っ向勝負で挑む考えを示した。

矢野監督のコメントは以下の通り。

-FA選手が公示された。西は必要なピースだ

矢野監督 いろんな面で大きいんじゃないか。数字的なものはもちろんい大きいし、チームのバランス的にも、中堅の年齢のところで、うちは現状、ベテランと若手みたいな感じになりつつある部分で、そこに入ってくれたらというのはある。投球も、ある意味、チームのみんなにも参考になる。ガンガンいって力で抑える投手じゃない。いろいろ考えて、コーナーをついて、配球を考えて、クイックやけん制、いろんなことの幅は持っている投手だと思う。そういう部分でもチームにプラスになってくれると思う。

-球団から直接交渉に入ってほしいと言われれば

矢野監督 もちろん、それは行くよ。それで前に進むという感じがあれば、喜んで行かせてもらう。

-監督の考え方も直接伝える

矢野監督 そうやね。お互い、そういうことがあるかもしれない。もちろん、行かせてもらう気持ちはある。

-口説き文句は

矢野監督 考えてよ(笑い)。俺ばかりに聞いて。

-採用してくれますか

矢野監督 採用するよ。

-巨人長嶋監督は96年にFAの清原に「僕の胸に飛び込んでこい」と言った

矢野監督 それはね、長嶋さんだから。俺ごときがそんなんいらんと思う。俺は別に性格的にウソつくわけでもないし、西に真っ向勝負じゃないけど、俺はこうだよ、こう思っているんだと伝えられると思うけど。俺のキャラじゃないし、キャラというか、俺じゃ通用しない。長嶋さんとか星野さんだから通用する。お前が何を言うてんねんという話になる。真っ向勝負というか、俺はこういうチームを作りたいとか、西はこうやねんとか伝えるのが俺らしいと思う。それは考えていない。