西武の育成1年目、高木渉外野手(18)が来季から支配下選手となることが16日、分かった。

秋季キャンプ地の宮崎・南郷で契約更改交渉を行い、渡辺SDから支配下登録を伝えられた。「ホッとしました。でも、ここからがスタート。次は、いち早く1軍の舞台に上がりたいです」と笑顔で決意表明した。年俸は200万円増の500万円(推定)。背番号は73になる。

高卒1年目ながら2軍戦75試合で打率2割7分8厘、6本塁打、24打点と結果を出した。「最初はプロの投手に慣れるのが大変でした。5月ぐらいから結果が出て、そこから手応えを感じ始めました」と振り返った。

今後の課題には、守備を挙げた。「(守備を)重点的にやっていけたら。あとは、技術よりも基礎体力です。土台をつくって、体をしっかりしないと、シーズンはきつい」と誓った。

チームの先輩・秋山が目標だ。「すごい選手。走攻守、全てがそろっている」と目を輝かせた。渡辺SDは「総合的に見て、支配下の実力があると判断した。秋山を目指せばいい。将来が楽しみ」と期待していた。