DeNA石川雄洋内野手が18日、年俸5500万円から1000万円ダウンの推定4500万円で契約を更改した。

横浜市の球団事務所でサイン。今季は7月1日に1軍登録されるまではファーム暮らしが続いた。「6月まで1軍が調子よくない中で呼ばれなければ『いよいよ覚悟しないといけないな』と思っていた」と明かした。昇格後は先発に加え、代打、代走、守備固めと、あらゆる役割をこなし支えた。

ベンチでは年長選手として、若手に声をかけた。主将としてチームをけん引する横浜高の後輩、筒香の相談相手にもなった。交渉の場では球団側から「いい方向に変わったね」「人間が丸くなった」と言われたという。来季は日本人野手最年長選手となり「若い選手を助けてほしい」と託された。

プロ15年目を迎える来季は、残り18安打となった節目の通算1000本安打がかかる。「1000本よりも、チームのための1本が大事。現実的に考えると、野球人生残りの方が少ない。野球ができることに感謝して、1日1日大事にやっていきたい」と気を引き締めていた。