ヤクルトのドラフト1位の国学院大・清水昇投手(22)が18日、神宮球場横の日本青年館ホテル内レストラン「イースト ウインド」で仮契約を結んだ。契約金9000万円、年俸1400万円(金額は推定)で背番号は17に決まった。

17年8月にオープンした日本青年館ホテルで、球団として初めての仮契約が行われた。清水は帝京、国学院大と神宮球場で経験を積んできた“神宮の申し子”。夜間照明で浮かび上がる球場を背に写真撮影を行い「高校、大学と夢見ていたプロ野球選手だったので、すごく新鮮みが沸きました」と喜んだ。

背番号17は、78年に球団史上初のリーグ制覇と日本一に貢献し、ヤクルト一筋で通算191勝を挙げた松岡弘氏や、“巨人キラー”の川崎憲次郎氏が背負った伝統ある番号だ。清水は「すごくうれしい気持ちの部分と、期待に応えないといけないというプレッシャーを、いい方向に変えたい」と重みを感じていた。

今月に入り、愛媛・松山での秋季キャンプを訪問。ノートと4色ボールペンを手に、メモをとった。1軍の選手の動きを間近で観察し、「何にしても、スピードが違った」と衝撃を受けた様子。東都リーグ終了後も毎日体を動かしており、キャッチボールも行っているという。来年の始動に向けて「まず自分に何が必要か考えて、1月までにしっかりやっていきたい」と意気込んだ。