中日石川翔投手(19)が19日、名古屋市内で契約更改交渉に臨み、年俸700万円の現状維持でサインした。

青藍泰斗(栃木)からドラフト2位で入団。キャンプから高い評価を受けていたが、4月中旬に両足首の三角骨を除去する手術を受けて出遅れた。8月に実戦復帰すると、10月13日の最終戦(対阪神)で1軍デビュー。自慢の直球は最速151キロを計測し、3者凡退に抑えた。

初のオフは自慢の直球を磨くことに専念する。「藤川球児さんのような球を投げたい。(デビューした)阪神戦でベンチで見ていて、めっちゃ興奮した。(引退の岩瀬を)胴上げしているときに、すぐこのへんにいたので『マジかよ』と思った」と火の玉直球習得へのモチベーションを高めた。

石川翔によると、藤川のすごさは直球の回転軸がまっすぐになっていること。「僕もまっすぐだったはずですがスライダーを投げていたら、軸が横になってジャイロ気味になっているらしい。回転数は多いはずだけど、球の伸びが少し足りないそうです。ホップする球にこだわっていきたい」と課題を定めた。