広島ドラフト7位指名の神村学園・羽月隆太郎内野手(18)が19日、鹿児島・いちき串木野市内で契約金2500万円、年俸450万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。

羽月は昨夏の甲子園に2番遊撃手として出場。3回戦の大分・明豊戦でバント安打と2本の三塁打を放ち、持ち味の俊足巧打を披露した。プロでの目標として「トリプルスリーを目指したい。特に盗塁数は30ではなく40、41と伸ばしていきたい」と宣言した。一番の強みを足と話す羽月に、田村スカウトも「カープは伝統的に足を使った野球が根本にある。それに一番適した選手。ダイヤモンドを駆け回ってほしい」と太鼓判を押した。また羽月は憧れの選手に広島・菊池涼介内野手の名前を挙げ「守備の1歩目の心がけなどいろいろ聞きたい」と入団を心待ちにした。

◆羽月隆太郎(はつき・りゅうたろう)2000年(平12)4月19日、宮崎市生まれ。小学校2年から「国富ドッグベアーズ」で投手として軟式野球を始め、中学時代は「宮崎リトルシニア」で二塁手に。神村学園では1年夏からレギュラー。2年夏には2番遊撃手で甲子園出場。ベスト16に進出した。50メートル走5秒7。167センチ、70キロ。右投げ左打ち。