巨人陽岱鋼外野手(31)が22日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の3億円(金額は推定)でサインした。

5年契約2年目の今季は、開幕戦の阪神戦に1番中堅でスタメン出場も、4戦目の4月3日中日戦で左手に死球を受け、左手甲を骨折。5月25日の阪神戦で復帰も夏場から代打での出場が主となり、87試合の出場で打率2割4分5厘、10本塁打、37打点、2盗塁に終わった。「キャンプ、オープン戦といい形で来て、4戦目でケガをしてしまった。起こったことはしょうがないと前向きにやっていこうと思いましたが、正直リハビリをやってつらい時期があった。試合に出た時は野球の楽しさを感じられた」と振り返った。

3年目の来季へフルイニング出場を目標に掲げ「移籍してきてから1回も達成していない。来年の目標というか当たり前のこととしてクリアしたい。試合に出れば数字も変わってくる。まずは試合に出ること。強い体をもう1回作り直したい」と見据えた。

秋季キャンプでは若手が猛アピールを重ね、新戦力加入の動きも進んでいる。「どんな選手が来ても、同じグラウンドに立ってチームのためにやるだけ。僕らも中堅が若い選手に負けない練習をしてきた。来年のキャンプが楽しみ。若い選手には負けません」と意気込んだ。