名球会総会が23日、都内のホテルで開催された。今季巨人で100勝100ホールド100セーブを達成した上原浩治投手を入会させるかどうかについての議論は結論が出ず、1年後に先送りとなった。

この日は主に、上原を含めた投手の入会資格について話し合われた。山本浩二理事長は総会後、報道陣に対応し「議論は投手の資格。1時間半くらい話し合った。ただ結論は出ない。来年には年号も変わることだし、ちゃんと投手の200勝、250セーブにプラスして何らかのものを出さないと」と結論が先送りとなったことを説明した。

山本理事長は今後、会員にアンケートを募り、投球回数や登板数、ホールドなどを資格に盛り込むことの是非などを問いたいという。「1番は選手が目標にしてくれる数字。そのためには投手の目標をどうするか。みんなの意見を聞かないといけない。若い会員はなかなか意見を言えないから。イニング、登板数、試合数。どんなのにするかアンケートを取ってね」と話し、上原の入会についても「絶対ないというわけじゃない」とした。