オリックスからフリーエージェント(FA)宣言した西勇輝投手(28)の阪神移籍が7日、決まった。この日、阪神と3度目の入団交渉し合意した。背番号は「16」。阪神からは矢野監督も同席した。

阪神のほか、ソフトバンク、オリックスによる争奪戦が展開されたが、最終的に新天地を選んだ。

西はFA宣言時に「自分をどれだけ必要としてくれるか、熱意を共有したい」と語り、最後までこだわった。他球団とも複数回の交渉を重ね、その中で阪神の熱意が決断の決め手となった。高校卒業から10年在籍したオリックスには特別な愛情があり、資金力が潤沢なソフトバンクなど、熱烈なオファーをもらった他球団への感謝もあった。自身のブログでは複雑な心境を吐露。神経をすり減らし体重も3キロ減った。

阪神にとっては通算74勝右腕は今オフ補強の筆頭ターゲットだった。過去5シーズンで2桁勝利を挙げるなど安定感抜群の先発投手をゲットした。