オリックス山岡泰輔投手(23)が7日、大阪市内で契約交渉を行い、200万円増の年俸4500万円で契約を更改した。2年目は4月から8月にかけて8連敗という極度のスランプがあったが、後半に盛り返して7勝12敗、防御率3・95の成績にまとめた。

西勇輝が阪神入団の意思を表明してからわずか2時間後。オリックスの新エースに期待される右腕は決意を新たにした。西は何度も食事をともにしてきた、頼れる先輩だった。また、3日前には自由契約になっていた金子千尋の日本ハム移籍も発表されていた。

「西さんとはいろんな話をしてきた。ケガをしないように、ローテーションを1年間守り切れと2年間ずっと言われてきました。そこは絶対に達成したい。金子さん、西さんと僕では周囲の信頼感が違う。そういう存在になりたい」と引き締まった表情で話した。

球団側には「自分と球団フロントの価値観をすり合わせるような話もした」という。選手の評価方法などに食い違いがおきないよう、現場を代表するような形で主張を伝えた。

「ああいう場だと言えない選手が多いと思う。僕は思ったことを正直に言う。じゃないとチームは変わらない。フロントと選手が一体になることが優勝につながる。突き詰めたい」と自覚を強めていた。