「山賊打線」が驚異の1試合10本塁打! すでにリーグ優勝を決めている西武なたでここ(21)が、日本ハムTOKING(25)との第2試合で、大会新記録となる1試合10本塁打を放ち、16-3で大勝した。

中村3発、山川2発、秋山2発、外崎2発、浅村1発。切れ目のない強力打線で毎回本塁打もマークした、なたでここが冷静に語った。「今日は100点満点です。(前節で優勝を決めて)気楽に楽しんでいこうと思っていました」。

個人タイトルでも打撃3冠をほぼ確実とする猛打で、16日に開催されるリーグ代表決定戦にもはずみをつけた。「このまま良い形で調整していければと思います」。王者西武をけん引する若き強打者は、最後まで油断なく、引き締まった表情だった。