オリックス松葉貴大投手(28)が10日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、850万円ダウンの2800万円で更改した。6年目の今季は自己ワーストの8試合の出場にとどまり、2勝1敗、防御率5・20に終わった。会見では悔しさをにじませ、「数字にも出ているように、6年間で一番悪かった。金子さんと西がいなくなるので、それをチャンスととらえて、先発ローテを狙っていきたい」と決意を口にした。

大先輩の投球にも刺激を受けた。今季のクライマックスシリーズでヤクルト-巨人戦をテレビで観戦。同じ大体大出身の巨人上原の投球する姿に感銘を受けたという。「大先輩の上原さんが投げてる姿を拝見した時に、あの年齢であのキャリアがあってもがむしゃらに全力投球されてる姿を見て、すごく刺激を受けた。自分は20代でまだ若いので、もっとがむしゃらさを練習、試合でも気持ちを前面に出していきたい」と意気込んだ。(金額は推定)