中日のドラフト1位、大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)が14日、岐阜市のじゅうろくプラザで行われた「ぎふベースボールフォーラム2018」に参加した。

岐阜出身の新人として中日ドラフト3位、三菱重工名古屋・勝野昌慶投手(21)、同ドラフト5位、山梨学院・垣越建伸投手(18)らも登壇。入団後初となる地元岐阜への凱旋(がいせん)になった。

来季の中日公式戦では5月28日に岐阜・長良川球場でのDeNA戦が組まれている。「何試合かやった球場です。中学3年の時の選抜チームで出たのが最後です。その試合では優勝しました。地元の球場だし、出たいと思います」。15年11月にボーイズリーグ中日本ブロック主催の村瀬杯府県選抜野球大会に岐阜県選抜シャークスの一員として出場、優勝に貢献した。1年目の1軍デビューを決めれば、思い出の地で竜の背番号7のユニホームを披露できる。

4球団競合の末、地元中日にドラフト1位で入団した注目のルーキー。取材等が殺到している。「練習が出来てないんです」と、この日もイベント終了後に大阪桐蔭へ強行軍で戻る。

「同じ岐阜で戦って来た選手と、同じ年にプロに入れるのはうれしい。他の人に負けないようがんばりたい」。ドラフト5位の垣越は飛騨高山ボーイズ時代のチームメート。この日ともに登壇した広島4位、市岐阜商・中神拓都内野手(18)、巨人育成2位、岐阜第一・平井快青投手(18)ら同学年のライバルも意識した。4年ぶりの長良川球場に立つ目標が、根尾の新たなモチベーションになった。