テングになるにはまだ早い! 巨人杉内俊哉ファーム投手コーチ(38)が15日、都内で行われた「週刊ジャイアンツトークショー2019」(CS日テレジータス、来年1月14日放送)の収録に参加。若手の精神面を鍛え直すと誓った。

危機感をあらわにした。心の強い「メンタルMVP」を問われると言葉が強まった。「若手でも違った意味で、メンタルが強いのはたくさんいる。テングになっているというか」。ファームで時間を過ごす中で、助言を忘れたり、結果が出ると自信過剰になる選手が目についた。だからこそ「現状を分からせてゴールに導いてやらないといけない」と地道に努力を積ませる方針を示した。

天然キャラもしっかり鍛える。司会を務めた徳光アナから「畠はどうにかならないですか」と注文が飛んだ。ほんわかした雰囲気を持つ右腕へ「畠もその1人です。あれだけいい物を持っているんですけど、ねじが1本抜けている」と笑いを誘いながら、精神的な指導を約束。同席した村田ファーム打撃コーチも「そこはたたき直さないといけない」と呼応し、野手の心根も変えていくと宣言した。

時に厳しく、時に楽しく。メリハリをつけて、若手を育てていく。【島根純】