53年ぶりの2年連続フル出場へ-。ロッテ田村が16日、千葉市内でトークショーに参加し、来季も全試合に出場することを目標に掲げた。6年目の今季、全143試合でマスクをかぶった。2年連続なら球団では65、66年の醍醐猛夫以来となる。「常にAクラスにいるような状態ならチャンスはある」と張り切る。

実現へのプロセスも定める。1つは「盗塁阻止率4割」クリア。今年は3割2分。4割超えは両リーグでソフトバンク甲斐だけだった。「刺せるタイミングは100%刺せるように」と送球の安定感を求める。「いつまでも涌井さん、石川さんに頼ってばかりじゃだめ」と若手投手とのコミュニケーションも密にする。

もう1つは「配球チェンジ」。ZOZOマリンは改修で外野フェンスが最大4メートル前に出る。「ライナーで外野に飛んだら入る。ゴロを打たせたい」と被本塁打減へ、本拠地のリードを狭い球場仕様にシフトする。「上位を争う」ため、自分の役割に誠実に向き合っていく。【鎌田良美】