前阪神の今成亮太内野手(31)が現役を引退することが18日、分かった。この日、西宮市の阪神球団事務所をスーツ姿で訪れ、関係者にあいさつを行った。10月に戦力外通告を受け、合同トライアウトを受験。現役続行の道も探ってきたが、現役のユニホームに別れを告げることを選択した。阪神ではオフのファン感謝デーではモノマネやカラオケで会場を盛り上げるなど屈指のエンターテイナーとしても存在感を放った。今後については未定だが、誰からも愛されるキャラクターだけに次の舞台でも活躍が期待される。

今成は05年高校生ドラフト4巡目で日本ハムに入団し、12年にトレードで阪神に移籍。捕手から三塁にコンバートされた14年には、自己最多の115試合に出場した。プロ13年間で通算470試合に出場。打率2割6分5厘、6本塁打、68打点の成績を残した。

◆今成亮太(いまなり・りょうた)1987年(昭62)10月6日生まれ、埼玉県出身。浦和学院では捕手で2年夏と3年春に甲子園出場。主将も務めた。父は元阪神スカウトで現日本ハムスカウトの今成泰章氏。178センチ、79キロ。右投げ左打ち。