阪神が新外国人野手としてエンゼルスからFAとなったジェフリー・マルテ内野手(27)と大筋合意したことが20日、分かった。

谷本球団副社長兼球団本部長が「今日の午前中に基本合意書を交わすことができました」と認めた。大谷の同僚として今季は7本塁打。大リーグ通算30本塁打をマークする右打ちの長距離砲だ。新生矢野阪神の4番候補として期待される。

マルテは豪快な打撃が魅力だ。16年には88試合で15本塁打をマークするなどパンチ力は十分。今季は7本塁打も、7月16日にメジャー最高給左腕のドジャース・カーショーからアーチを放つなど「大物打ち」の一面を見せた。日本でのプレーを強く希望しており同本部長は「27歳と若いので、今後、日本に来ても成長してくれるんじゃかなと思う」と伸びしろを見込んだ。

ポジションは一塁を想定しているが、メジャーでは三塁、左翼を守るなど有事の際には多用なオプションも可能だ。

◆ジェフリー・マルテ(Jefry Marte)1991年6月21日、ドミニカ共和国生まれ。15年7月にタイガースでメジャーデビュー。16年からエンゼルスでプレーし、メジャー通算256試合、打率2割2分2厘、30本塁打。185センチ、99キロ。右投げ右打ち。