ヤクルト坂口智隆外野手(34)が21日、東京・港区の球団事務所で契約更改交渉を行い、4000万円アップの年俸1億4000万円でサインした。3年の複数年契約も交わした。「(球団からは)ありがたい言葉をたくさんいただいて、感謝しています」と話した。

プロ16年目の今季は、自身初となる一塁手にコンバートされ、練習を重ねて期待に応えた。139試合に出場し打率3割1分7厘と、フル稼働。シーズン終盤は1番打者に定着し、燕打線をけん引した。打率3割をマークしたのは、オリックス時代の10年以来だった。「変わろうとしているチームの中で、2位という結果はすごく自信になったと思う。その中でずっと試合に出て、少しでもチームの力になれたなら、良かった」と振り返った。

34歳での球団からの3年契約の提示については「この年齢で、こういう契約をしていただけるのは、ありがたいこと。責任というか怖さもありますけど、全力で、今まで通りチームのために勝ちにこだわりたい」と意気込んでいた。(金額は推定)